【EV車vsガソリン車】電気自動車(EV)とガソリン車はどちらが正解?オトク?
ここ数年で、電気自動車(EV)がかなり普及してきました。
あなたの廻りの身近な方でも、EVに乗っている方が増えているのではないでしょうか?
2035年には、ガソリン車の販売が終了するなんてお話も耳にします。
そこで今回は「電気自動車(EV)とガソリン車の比較」なんかをお話していこうかなと思っています。
ガソリン車が終了すると言われている2035年までは、まだ12年ほどありますからね。
そこも踏まえてこれからクルマの購入を考えている方は、是非とも参考にして見て下さい!!
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電気自動車(EV)について
まず初めに電気自動車(EV)について、解説していきましょう。
電気自動車とは、電気の力でモーターを駆動させて走行する自動車の事を指します。
ではなぜ電気自動車の事を「EV」と呼ぶのか?
それは「Electric Vehicle(エレクトリック ビークル)」の頭文字をとってEVと呼ばれています。
電気自動車(EV)にも種類がある
一言で電気自動車(EV)と言っても、実はEVには大きく分けて4つの種類があります。
その4つの種類を以下の表にまとめたので、解説していきましょう!
種類 | 呼び名 | 特徴 |
BEV | 電気自動車(バッテリ式) |
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HEV | ハイブリット自動車 |
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PHEV | プラグインハイブリット自動車 |
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FCEV | 燃料電池自動車 |
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上の表の様に、電気自動車にはBEV・HEV・PHEV・FCEVの4種類あります。
特に4種類の中でもBEVは、世界的に普及してきています。
なぜなら維持費の安さでも人気があり、ガソリン代より電気代の方が安くなる傾向があるからです。
電気自動車(EV)の電気代(充電料金)について
電気自動車(EV)について理解した所で、一番気になるのではないかと言う部分のお話をして行きましょう。
EVの充電料金は、充電する場所や方式によって値段が大きく異なります。
値段として安い順で分けると、次の4種類になります。
※各種の計算は、話を簡単にするために「日産のリーフ(40kWh, 2022年モデル)」のスペックを参考に計算します。
- 無料充電(無料充電スタンド)
- 安めの充電(自宅充電)
- やや高めの充電(外部急速充電)
- 高めの充電(外部普通充電)
1.無料充電(無料充電スタンド)
【無料充電の目安:0円/満タン】
EVの充電料金で最も安いのは、「無料の充電スタンド」を使う方法です。
文字通り、どんなに充電しても無料(つまりタダ)!!
果たしてこんなことが許されるのか??
EVの普及やサービス上のメリットなども合わせて、無料の充電スタンドは各所に点在しています。
無料充電スタンドで充電する限り、基本的に充電料金はかかりません。
つまりどんなにEVを使おうが燃料費は0円で、年間の燃料費を全くかけないことも現状では可能です。
こうした無料充電の取り組みは、いつまで続くのかは明確ではありません。
しかしショッピングモールなどに併設されている無料充電スポットは、充電はお客様をお呼びする1つの手段として考えられています。
つまりモールのご利用を通して利益をあげるモデルなので、長期にわたって無料での提供が予想されます。
2.安めの充電(自宅充電)
【安めの充電の目安:1,000円/満タン】
EVの充電料金で次に値段を抑えられる手法は、「自宅の充電スタンド」を使う方法です。
屋外に設置されたコンセントがある場合には、簡単な延長ケーブルを購入するだけでEVを充電できるようになります。
自宅の電気代はガソリン等の燃料に比べると、走行距離あたりに換算した時の料金が安くなる傾向があります。
平均的な25円/kWh程度で電気を購入して充電することができると、日産リーフ(40kWhモデル)の場合ではおよそ1,000円で満タンにすることができます。
そして、約300km弱の走行をできるようになります。
3.やや高めの充電(外部急速充電)
【やや高めの充電の目安:1,500円/50%】
EVの充電料金でも充電料金がやや高くなるのが、外の「急速充電スタンド」を使う方法です。
これは、旅行時などで使われるケースが多いです。
外にある充電スタンドを利用する場合は、基本的には専用カードが必要になります。
そして、そのカードによって充電単価は変わります。
また基本料金がかかるものが多いため、月額の固定費として大きな額になってしまいます。
今回は充電カードを使用せず、都度対応の「ゲスト利用」と呼ばれる場合で想定します。
【ゲスト利用時急速充電の充電単価:50円/分】
日産リーフ(40kWh)を急速充電器(40kW)で充電しようとすると、およそ1時間かかります。
金額的にはおよそ3000円かかる計算になり、割高にはなってしまいます。
また、急速充電では電池への負荷を防ぐために「30分で充電がストップしてしまう」「80%前後から急速でなくなる」というシステム上の特徴があります。
そのため、実質的には「1500円で50%」の給電が実利用における充電料金と考えてもらうのが良いでしょう。
4.高めの充電(外部普通充電)
【高めの充電の目安:4,800円/満タン】
EVの充電料金の中で料金が高めになるのが、外にある「普通充電スタンド」を使う方法です。
出先などで、時間がある場合に使われるケースが多いです。
3.と同様に外の充電スタンドを使う場合は、充電カードが必要になります。
しかし今回は「ゲスト利用」として、充電カードなしでも充電できる方法での充電料金をまとめます。
【ゲスト利用時の普通充電の充電単価:8円/分】
日産リーフ(40kWh)を普通充電器(4kW)で充電しようとすると、およそ10時間かかります。
そのため金額は およそ4,800円となり、かなりの割高となります。
電気自動車(EV)の燃費(電費)計算方法
EVは、燃料としてガソリンの代わりに「電気」を使っています。
つまり電気量当たりに走ることのできる距離が燃費とされ、電気を燃料とするために「電費」とも言われます。
具体的に、電費とは「1kWhの電気量で走ることのできるキロ数」になります。
例えば国産EVの代表格「日産のリーフ」では蓄電池40kWhで航続距離322kmのため、電気あたりの航続距離は次のように計算されます。
EVの燃費(電費)
322km(航続距離) ÷ 40kWh(蓄電池)= 8.05 km/kWh
つまり「1kWhの電気量あたり8.05kmの距離を走ることができる」という意味になります。
電気とガソリンどっちがお得?
こちらもざっくりにはなってしまいますが、年間1万キロ走るとしてうえで…
【ガソリン代】※150円/L計算
150円/L×(1万km÷燃費13kmのクルマ)
=115,385円
【充電料金(自宅)】※25円/kWh計算
25円/kWh×(1万km÷電費8kmのクルマ)
=31,250円
上記の通り「燃費(電費)」として考えるのであれば、EVの完全勝利ですね(*^-^*)
ガソリン車の半額以下です!!
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まとめ
いかがでしたか??
今回は電気自動車(EV)とガソリン車の比較についてお話しさせて頂きました(*^^*)
維持費的な部分で考えたら、やはりEVの方が圧倒的に良いですよね!
しかし物事には「向き不向き」「メリットデメリット」と言うものが発生します。
ご自身のライフスタイルや、予算なども考慮しなくてはなりません。
この記事を参考にして頂き、今後の参考にして頂ければ幸いです(*^-^*)
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