【知っておくべき】大雪でクルマが立ち往生…その時に注意するべきこと
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当たり前の事ですが、冬になれば寒くなり「雪」が降る地域も多くなります。
そしてテレビで目にするのが、「大雪でクルマが動かず、道路が大渋滞で何時間も動かない」と言うニュース。
または「大雪のために広い地域で停電が起きている」と言うニュースも目にします。
その影響で、雪の降る中で長い時間クルマの中にいる状態が続くと…
非常に危険です!!
なぜ危険なのか、今回はこの件についてお話していこうと思います。
非常に大事な内容になりますので、今回は心して読んでくださいね!!
クリックで飛ばせる目次
どうして危険なのか?!
では、まず冒頭でお話した「危険」とは何を指しているのか。
そこからお話していこうと思います。
大雪が降ると、クルマが長時間立ち往生してしまう事があります。(ニュースとかでも見かけますよね)
その際クルマのエンジンをかけたままにしてしまうと、「一酸化炭素中毒」になるリスクが高くなります。
これは、命に係わるほど重大なことです。
つまり今回は大雪などでクルマが立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒にならない為にはどうしたらいいのか。
という事が、テーマになってきます。
一酸化炭素中毒とは
「一酸化炭素中毒」とは、一酸化炭素(CO)を吸い込んだ影響で何らかの症状が出た状態を指します。
一酸化炭素を吸い込んでしまうと、酸素が全身に回らず「酸欠状態」になります。
軽度の症状であれば一時的な「疲労感・頭痛・吐き気・視力障害」などで済みますが、重度の症状になると「痙攣(けいれん)・意識障害・昏睡状態」に陥ることもあります。
そして最悪の場合「心肺機能の停止を引き起こし死に至る」こともあるため、一酸化炭素中毒は決して軽視できない症状です。
吸い込んだ一酸化炭素が濃ければ、短時間でも症状を招きます。
また濃度が薄くても長時間吸ってしまうと症状が発生するため、適切な対処方法を知る必要があります。
大雪が原因で一酸化炭素中毒になる原因
クルマのエンジンから排出される排気ガスには、一酸化炭素が含まれています。
そしてクルマが立ち往生した際、排気口(マフラー)が雪で埋もれてしまうと、排気ガスが床下などにたまりボディの隙間や外気導入口などから車内に入り込む可能性が高まります。
そのため大雪によって立ち往生した際は、一酸化炭素中毒を引き起こすリスクが非常に高くなるのです!
実はクルマには一酸化炭素を除去する「排気ガス浄化装置」が装着されています。
しかしこの装置は車内の温度が一定以上ないと動作しない仕組みのため、大雪で立ち往生した際には機能しにくいのです。
そしてワイパーの下にある外気導入口まで雪で埋もれ塞がってしまうと、さらにリスクが高まります。
一酸化炭素は無臭で色もなく、目に染みるなどの刺激もありません。
そのため、車内に一酸化炭素が増えている状態になかなか気付けません。
異変に気付くのは「頭痛や吐き気などの症状が出てから」というケースが多いので、一酸化炭素が増えないよう事前に防ぐことが大切です。
一酸化炭素中毒になるまでの時間
【JAFのユーザーテストによる】
排気口の周りに雪が積もってクルマのボンネットまで雪で覆った場合、車内の一酸化炭素濃度は16分後に400ppm、22分後に1,000ppmまで上昇するそうです。
【LPガス安全委員会のデータ】
一酸化炭素濃度が400ppmの場合は1時間~2時間程度で頭痛が起き、1,000ppmの場合は2時間で失神する基準値をオーバーするとの事です。
ただし、この基準は一般的な成人の場合です。
幼児や高齢者・疾患を持っている方だと、さらに短時間で症状が出ることもあります。
大雪でクルマが立ち往生してしまったら
もし大雪でクルマが立ち往生してしまった場合は、排気口周辺をこまめに除雪しましょう。
ここでは、大雪でクルマが立ち往生した際の注意点を詳しく解説していきます。
- 除雪の範囲は広く
- 体温を下げないように
- 定期的な換気
除雪の範囲は広く
排気口周辺を除雪する際は、まずしっかりと「周辺の安全を確保」する事!
「まだまだ雪が降り続き立ち往生が解消しない」という事態を想定して、広範囲に除雪しましょう。
広めに除雪することで、雪を避ける場所がすぐになくなるのを防げます。
少なくとも1つ以上のドアがしっかりと開閉できるよう、運転席のドア付近の除雪も行ってください。
体温を下げないように
除雪の際は、体温が下がってしまい体力を奪われてしまいがちです。
上着などを羽織ったうえで、軍手やゴム手袋などをつけて行いましょう。
また除雪ができている限りは、エンジンをかけて車内の温度を保ったほうが安全です。
もし毛布などを携帯していて暖房を入れずに防寒できるのであれば、燃料を節約するためにエンジンをかけず燃料を節約する方法もあります。
燃料を節約しておくことで、立ち往生が解消した際にすぐに動くことができます。
エンジンをかけるかどうかの判断は、周囲の状況に応じて行いましょう。
定期的な換気
除雪が間に合っていてエンジンをかけている場合でも、定期的に窓を開け換気を行ってください。
一酸化炭素中毒の症状である頭痛や吐き気などが少しでもある場合は、すぐにエンジンを止めて換気を行いましょう。
体力の限界や除雪ペースが間に合わないほどの降雪などでマフラーやドアの周辺を除雪し続けることが難しい場合は、一酸化炭素中毒防止のためエンジンを切る必要があります。
エンジンを切る際は、毛布や防寒具などで可能な限りの防寒対策を行うようにしましょう。
万が一に備えて準備しておくべきもの
大雪の日は、できる限りクルマで移動しないことが必須です。
トラブルを避けるためには、不要不急な外出を控えることが一番の対策になります。
しかし、どうしても大雪の日にクルマを運転しなければならない状況もあります。
そんな時には立ち往生のリスクも踏まえ、以下の道具をクルマに積んでおくと良いでしょう。
必須アイテム | 出来れば所持していたいアイテム |
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出発時には万が一の立ち往生を想定して、燃料を満タンにしておきましょう。
念には念を入れて事前にしっかりと準備する事で、もしものときに自分の身を守ることにつながります。
⇓⇓これは是非持っておきたい!⇓⇓
まとめ
いかがでしたか?
この記事を読んで頂き、改めて危険の再確認をして頂ければ幸いです。
現在も東北や日本海側では大雪が降り、立ち往生するニュースが頻繁に見られます。
「他人ごと」にはせず、「明日は我が身」と考えて適切な行動をとりましょう!!
とにかく「命を最優先」にしてください!!
宜しくお願い致します(*^-^*)
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