オートオークションとは?業界の人間しか入れないクルマのオークションについてお話します
~オートオークションとは?業界の人間しか入れないクルマのオークションについてお話します~
「オークション」と言う言葉を、最近では耳にする事が多くなりました。
ヤフオクなんて言葉は、もう日常会話の中でも頻繁に出てきます。
ネット上で自分が売りたい商品を投稿する事でその商品を必要としている人が入札していき、一番高い金額を提示した人が購入できるシステムですよね。
クルマ業界にもオークションがあって、それをオートオークション(AA)と呼びます。
だれでも参加出来る訳ではなく、基本的に業界の人間しか参加する事が出来ません。
今回はそのオートオークションについて少しお話していこうと思います。
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オートオークション(AA)
オートオークション「Auto Auction(AA)」はディーラーや中古車販売店などが車の売買をするために利用するオークションシステムの事を言います。
普通に考えるとディーラーや販売店が下取りや買取で仕入れた車を「別のお客様」に販売するイメージが大きいと思いますが、それが全てではなくこのオートオークションに出品する方が多くの割合を占めます。
私が店長をしていた時は仕入れた車の状況をみて「これは店舗に展示しておけば売れる!!」と思えば店舗の展示場に置き、「このクルマは値段が高すぎて店舗で売れる確率は低い!!」や「このクルマはオークションの方が高く売れる!!」と判断した場合はオートオークションに出品するといった感じで使い分けをしていました。
また逆にお客様から「○○○を探してほしい」などとオーダーを頂いた場合にはオートオークションのデータを観ながらお客様の予算に合う範囲で参加が可能なオークションに参加する事もあります。
このように売却・販売ともに幅広く利用されているのがオートオークションです。
代表的オートオークション企業
今ではオートオークションは多くの業者が展開しています、代表的なオートオークション企業を簡単に紹介しますね。
- 株式会社USS
- 株式会社オークネット
- 株式会社ベイオーク
株式会社USS
株式会社USS(ユー・エス・エス)は業界トップクラスのオートオークション会社です。
会場も全国範囲で設けていて規模も非常に大きいのが特徴です。
一番大きい東京会場は会場内をバスで移動する程です。
株式会社オークネット
株式会社オークネットは世界で初めて中古車のオークションを行ったオートオークションの先駆け的存在の会社です。
クルマ以外にも多くの商品を対象としてオークションを行っています。
株式会社ベイオーク
株式会社ベイオークは西日本で勢力を伸ばし非常に規模の大きいオークションを数多く行っている会社です。
歴史も実績も十分にあり非常に信頼のおける会社です。
オークション会場は…
各会場の外は【大きな駐車場】の様になっていて何千何万と言うクルマが置いてあり、そのクルマたちが全てオートオークションにかけられます。
車を仕入れたい業者はあらかじめ目を通した「出品票」と実際のクルマを確認して、仕入れるかどうかを決めます。(会場が大きいと目当てのクルマを探すだけで疲れてしまいます(笑))
会場の中に入ると座席がびっしり配置されていて、各レーン毎※に正面には大きいモニターがあります。(※一度に複数のオークションが同時に行われるので、レーンが複数あります。)
その正面のモニターに現在行っているオークションの状況が映し出されます。
各デスクにもモニターが設置されていて、そのモニターでも確認する事が出来ます。
モニターで目当てのクルマが出てきたら、そのオークションに参加するのですが…クルマ一台にかかるオークションの時間は20秒~30秒で終わってしまいますΣ(・□・;)
なので迂闊に目を反してしまうと目当てのオークションが終わってしまってたなんて事も良く聞く話ですΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
会場に行けなくても
スケジュールの関係でどうしても会場に行けない場合でもオートオークションに参加出する事が出来ます。
オークション会社と契約する事で自分のパソコンからでもオークションに参加できるからです。
しかし会場に行けないので現車の確認が「出品票」のみで判断しないといけないので、その場合本音は少々不安な所もあります。
まとめ
基本的に一般の方は入る事の出来ない場所なので、なかなか想像する事が難しい所もあると思いますが、オークション会場は車好きの私的には…非常に「楽しい場所」と言うイメージでした(*^-^*)
普段なかなかお目にかかれない「フェラーリ」「ポルシェ」「ランボルギーニ」なんかもたくさん出品されていますからね!!
それだけでテンション上がりまくりです( *´艸`)
もう業界からは離れてしまってるので会場に入る事は出来ませんが、正直もう一度くらいは入りたいなぁなんて思いました。
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