【車売却】クルマを高く売るにはどうしたらいい?ベストな方法やタイミングについて解説
クルマの売却を考えていても、「いつ売れば良いのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
できるだけ愛車を高く売りたいなら、「いつなら高く売れるのか」を考えて計画的に売却することが大切です。
そこで今回は、クルマを売るのにベストな時期や売却に適したタイミングについてご紹介します。
元買取り屋の店長だった私が、自分の経験も含めてお話するので説得力はありますよ( *´艸`)
もちろん「クルマを高く売却するためのポイント」についても解説するので、買取金額のアップを目指せるでしょう!!
まずは大前提として
クルマを売却する上での「大前提事項」として…クルマは早く売ればその分値段は高くなります!!
中古車として売却する以上、そのクルマの価値や買取相場は日々下落していっていると考えて差し支えありません。
そのため売るのならばとにかく早めに売ることが、クルマを手放すタイミングをはかる上で一番重要と言ってもよいでしょう。
中には「1日や2日遅れた程度ではさほど相場が落ちないだろう」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、油断は禁物です!!
例えばある日突然メーカーからクルマのモデルチェンジなどの発表があると、その時点で現行のクルマは型落ちとなります。
もちろんそうなると、突然相場が一気に下落する可能性もあります。
さらに可能性は低いものの、途中で事故にあって「せっかく高値で売れたはずのものが一夜にして廃車になってしまう」というケースさえあるでしょう。(実際に経験したことがあります)
基本的に、クルマを売る時期を遅くして得るメリットはあまりありません。
「クルマは食材と一緒で、鮮度が大事になってきます!!」
クルマを売る時に意識しておくべきタイミング
前途した通り、クルマは早く売るに越したことはありません。
しかしクルマには「高く売れる時期やタイミング」も存在します。
ここではまず、その高く売れる時期やタイミングについてお話していきましょう!
- 1〜3月・9〜10月の決算期
- 現行モデルはフルモデルチェンジの情報が出る前
- 初度登録から13年、走行距離10万キロ前
- 車検と自動車税が切り替わるタイミング
1〜3月・9〜10月の決算期
季節的要因の一つとして、中古車販売店や買取業者の決算期にあたる「1~3月」と「9~10月」の売却が狙い目です。
一般的に自動車販売業界は、3月決算にしている企業が多く、決算セールと称して1~3月に繁忙期を迎えます。
また、9~10月のタイミングで半期決算セールを行う企業も多いです。
クルマが売れやすい時期は買い替えも多いので、必然的に下取りや買取の台数も増えます。
しかし、たくさん買取をしても需要が発生しやすい時なので、高く買い取って安く売っても薄利多売が成立しやすくなります。
特に1~3月は「進学・就職・転勤・引っ越し・昇進」など、生活面における環境の変化も起こりやすい時期です。
環境の変化によってクルマを買い替える人や、新たに購入する人が増えるため買取を強化する傾向にあります。
買取強化中は高額査定の承認が出やすくなるので、高額買取になることが多いです。
年式や走行距離に関わらず少しでも高く売却したい場合は、1~3月のタイミングを意識することがおすすめです!!
現行モデルはフルモデルチェンジの情報が出る前
現行モデルのクルマに乗っている方が少しでも高くクルマを売却したいときは、新型モデルが発表される前に買取査定に出すことをおすすめします。
日本車が新型モデルを発表する周期は5~7年ほどと言われています。
新型モデルが発表されると買い換えなどで現行モデルを売却する人が増え始め、需要に対して供給が多くなり査定額の相場が下がっていきます。
新型モデルの発売が決まってしまうと、現行モデルは「型落ち」扱いになり査定相場額が如実に下がります。
現行モデルの売却を検討している場合は、モデルチェンジの周期である5~7年のタイミングを迎える前に動き始めるとよいでしょう。
初度登録から13年、走行距離10万キロ前
初年度登録から10年と言うのが、買取査定額が大きく下がるポイントになります。
しかし、さらに査定額が大きく下がるタイミングが「初年度登録から13年(ディーゼル車は11年)」です。
走行距離の大きなターニングポイントは、10万kmです。
初度登録年から13年経過すると自動車税が増税する
初度登録年から13年が経過したガソリン車(ディーゼル車は11年)は、毎年5月末ごろに支払っている「自動車税」の金額が15%重課の対象です。
例えば、2000ccのクルマの場合、39,500円だった自動車税が13年落ちになると45,500円になり、維持費の負担が増えてしまいます。
10年経過で様々なパーツに経年劣化が見られるように
さらに、新車から10年以上が経過していると、たとえ走行距離が少なくても樹脂やゴムでできた部品の劣化が見られやすくなるので修理や故障のリスクも高くなります。
走行距離が10万kmを超えていれば高額部品の交換も視野に入れなければならないため、クルマ本体の評価額は低めに設定されます。
中には歴史的な価値のある旧車やスポーツカー・流通台数が減ってきているマニュアルミッション車などの場合は、年式や走行距離の相場価格以上の値が付く可能性もあります。
しかし、そのようなクルマはごく一部です。
ほとんどのクルマの査定相場額が数万円にまで下がってしまいますので、「10年落ち」「13年落ち」「10万km超え」を迎える前に買取査定に出しておくことがおすすめです。
車検と自動車税が切り替わるタイミング
クルマの売却を考えるタイミングの一つに、「車検」が関係していると思う方は多いのではないでしょうか??
車検が切れるタイミングで買取に出しても査定には影響なし
車検が切れるタイミングでクルマを売却すると、査定額に影響が出るのではないかと心配なさる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実は車検の残り期間は、さほど査定額に大きく影響しないのです。
当然、車検が1年以上残っているような場合にはプラス評価として加算が見込めます。
だからと言って、車検を取得してすぐに売却しても車検代を取り戻せるほどのプラスにはなりません。
基本的に買取業者や中古車販売店は、車検にかかる整備費用を自社の利益につなげられます。
たとえ車検が残っているクルマを買い取ったとしても、一時抹消登録をして車検のない状態にする業者もあるほどです。
上記の事から車検が切れそうなクルマを売却するか迷っている方は、気にせず買取査定に申し込んでみましょう。
毎年4月1日前に手放せれば課税対象外となるのでお得
次に、自動車税の課税のタイミングも意識しておくと良いと思います。
自動車税は「毎年4月1日時点の所有者」に課税されます。
高額買取になりやすい1~3月はクルマの買取や販売が増えるため、名義変更などの手続きに時間がかかってしまうことがあります。
もし仮に4月1日時点までに手続きが完了しなかった場合は、一度自動車税の納付書を受け取り、買取業者に郵送して納税してもらうのが一般的です。
1~3月に売却を検討している方は、早めに査定と売却手続きを行っておくことで、スムーズに対応できます。
また、普通自動車は自動車税の月割り計算が適用されます(軽自動車は適用されません)。
自動車税は実質的には戻ってこないと考えたほうが良いので、納税直後に売却してしまうよりも年度末に近い1~3月に売却するほうがおすすめです。
クルマの売却時は多くの場合、査定額に自動車税の月割り返戻金を含んだ金額が提示されます。
車両本体の査定額とは別に算出しているケースは非常にまれで、車両本体の査定額に自動車税の返戻金が含まれているのが一般的です。
買取業者が名義変更後にそのまま販売している場合は返還はありません。
しかし、買取業者が一時抹消登録をしたときは、きちんと地方自治体から返還の通知があります。
クルマを売るのを避けたい時期
クルマを売るのに適した時期があるのに対して、買取相場が低いなどあまりおすすめできない時期もあります。
売却時期が悪いときに売ってしまうことで損をしてしまう可能性もあるため、ぜひチェックしましょう。
4月
4月1日時点の所有者に対して、向こう1年分の自動車税が課されます。
そのため4月にクルマを売ると、クルマが手元にないにもかかわらず自動車税を支払わなければなりません。
普通自動車であれば自動車税分を買取業者が還付金として上乗せしてくれる場合もありますが、軽自動車には還付の制度がありません。いずれにせよ4月にクルマを売ることは、税金関係の手続きも面倒になるのでおすすめできません。
年末
年末年始は、クリスマスやお正月など出費が増える時期です。
この時期にクルマを購入する方はあまり多くないため中古車の需要が下がると言えます。
そのため、買取相場も下がる傾向があるので年末にクルマを売るのは、あまりおすすめできません。
特に輸入車は、国産車以上に相場が下がるので注意しましょう。
クルマを高く売るコツ
それでは実際にクルマを高く売るコツについて、お話していきましょう。
当たり前の事から、「そーなんだ」と思うような事もお伝えしていきますね!!
- クルマはしっかりキレイにしておく
- 「下取り」ではなく「買取り」
- 一括査定の利用
クルマはしっかりキレイにしておく
クルマを少しでも高く売るためには、クルマをできるだけきれいな状態にしておくことが有効です。
査定額が大きく変わるとまではいえませんが、ある程度の上乗せは期待できます。
とはいえ、業者にクリーニングをしてもらうなどの必要はありません。
外装や内装の汚れ、車内の臭いなど自分できれいにできる範囲で対応しておくとよいでしょう。
「下取り」ではなく「買取り」
クルマを少しでも高く売りたい場合、ディーラーによる下取りではなく、買取業者による買取を選ぶのがおすすめです。
買取額に10万円以上の差が出ることも珍しいことではありません。
一般的に「ディーラーによる下取り価格」よりも「買取業者による買取価格」のほうが高くります。
少しでも高く車を売りたい方は、売却先は買取業者を選ぶべきでしょう。
下取りと買取の違いについての詳細は、下の関連記事も参考にしてください。
一括査定の利用
売却先に買取業者を選ぶなら一括査定サービスを利用するのがおすすめです。
複数の買取業者に査定額を出してもらうことで、いちばん高く買い取ってくれる業者が簡単に見つけられるのです。
いくつもの買取業者へ足を運ぶのは時間も手間もかかります。
一括査定サービスを利用すれば毎回同じ説明をしたり、休みの日をつぶされるような面倒もなくなります。
まとめ
今回は「クルマ売却には、できるだけ高く売るための時期とタイミングがある」ことを紹介してきました。
クルマを売るのに最適な時期や売却額を引き上げるためのコツなど、ちょっとした知識を持つだけで結果は大きく変わります。
その中で大事な事は、ディーラーの下取りではなく『車買取業者による買取』を選ぶことです。
さらに複数の業者からの買取価格を比較するのがより高額でクルマを売る秘訣であると考えると、一括査定サービスを利用することも忘れてはいけません。
「クルマは食材と一緒で鮮度が大事」これは、私が車買取り屋に入ってすぐに先輩に教えて頂いた言葉です。
もちろんそれまでクルマを食材としてみた事はなかったので、初めて聞いた時は「なるほどな」と目から鱗でした。
今回は、クルマを高く売るコツやポイントをいくつかお伝えしました。
しかし冒頭でもお話した通り、一番のポイントは「売却は遅いより早い方がいい」という事です。
それともう一つ!!下取りは損をする可能性があるので、「買取り」を選んでください!!(*^-^*)
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