トラブル

【ビッグモーター事件】今回の事件の影響を同業他社に聞いてきました

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すでに大事件となってしまった、業界大手「ビッグモーター」の一連の不正。

経営陣の記者会見等もありましたが、未だに数えきれないほどの「不正」「疑惑」が発覚しています。

 

当初の保険金不正に始まり「街路樹問題」や、前副社長の「パワハラ問題」についても大炎上していますよね…。

 

今回の事件に対して、実際の顧客だった方や世間一般の方々に最悪のイメージを持たれてしまった「自動車業界」

では渦中の自動車業界の方々は、今回の事件をどのように感じているのでしょうか

 

そこで今回は、以前私が店長をしていた「大手自動車買取店」の元同僚(現社長)に話を聞いてきました。

興味のある方は、是非ともお立ち寄りください!!

 

 

ビッグモーター事件で同業他社が被った被害

 

冒頭でもお話しました今回の「ビッグモーター事件」は、自動車業界に大きな悪影響をもたらしました。

では「それ」は実際にどのような悪影響をもたらしたのか

 

自動車業界全体のマイナスイメージ

今回の話の中で一番大きな悪影響を被ったのは「自動車業界全体のマイナスイメージ」です。

あれだけの大手企業が、常識では考えられないほどの手口で数々の不正を働いてしまった。

 

大切なお客様から預かったクルマを「余計に壊して保険金を水増し請求」する。

その内容も「タイヤにドライバーを差し込んで故意的にパンクさせる」「ゴルフボールを使って雹被害の範囲を広げる」「叩いて壊す」などなど…。

 

しかもレクチャー用の動画まで作っていたという始末…。

これは自動車業界の人間ではなくても、聞いただけでトリハダが立ちます。

 

仮にこんなことが自動車業界で横行していたら…クルマを保有しているユーザーさんは、何に頼ったら良いのか路頭に迷います。

 

しかも普通に考えたら、「どうせ他の業者も同じような事をやっているんだろうな」っと思われてしまいます。

私も世間一般の自動車ユーザーなら、間違いなくそう思ってしまうでしょう。

 

中小企業の業者は死活問題

話を聞いた社長が心配していたのは「中小企業の整備工場を経営している会社」さんだと言ってました。

 

今回のビッグモーターの一連の事件の影響で「しっかりと真面目に運営されている会社」までが風評被害を受けています。

そんな中でもディーラーや中古車販売店などから仕事を請け負っている「中小企業の整備工場」などは、ハッキリ言って「死活問題」ではないかと言う事です。

 

新型コロナもやっと騒ぎが落ち着いて、仕事量が増えてきた所で今回の事件…。

社長が仕事を依頼している整備工場も、先月あたりから仕事が減ってきているとの報告を受けた様です。

 

「こんなことは言いたくないけど、もしかしたら今回の事件で閉業を余儀なくされる整備工場も出るかもしれないね…」

と、社長は厳しい表情で話していたのが印象的でした。

 

同店舗も買取りの数字が落ちてきている

 

社長の店舗でも、ここ数カ月の売上(買取り)の数字は激減しているといいます。

これに関しては一連の事件の影響だけだとは言い切れませんが、少なからずとも今回の事件でユーザーがクルマを手放す事に躊躇している事は間違いないと思います。

 

これもユーザーの警戒心が強くなっている表れではないでしょうか。

先日来場されたお客様には「ここは不正とかやってない??」っと真顔で質問されたそうです。

 

まだしばらくは「こんな状態」が続いてしまうのかと考えると、頭が痛いと言っていました。

 

ビッグモーターは来なくなった

 

同社はいわゆる「一括査定」に登録している企業なので、同業他社が一堂に会する「出張査定」にも出向きます。

しかし、さすがに最近では「ビッグモーターの営業」は来ていない様です。

 

そりゃそうですよね、どのツラさげて来れるのかって感じですよ!

それに関しては「敵が一社減った」と、社長もちょっとだけ喜んでいました。

 

実際にビッグモーターの店舗前も通ったりしますが、店の外で店員が一人ボッチで立っている状態でした。

もちろん「お客様らしき人」も「クルマ」もありませんでした。

 

中古車市場の懸念点

 

これは私自身の考えなのですが…

 

この先ビッグモーターは、顧客離れが深刻化してきます。

ハッキリ言ってしまえば、存続自体も怪しくなってくるでしょう。

 

つまり顧客が離れれば、クルマの買取りや販売が出来なくなる。

ビッグモーターは、どの店舗でも「在庫車」を数多く所有しています。

そうなった場合、その売れなくなったクルマはどうなる??

 

手っ取り早くクルマを現金化するには「オートオークション」でクルマを売却する事です。

オートオークションとは、クルマの「セリ市場」見ないなものです。

 

 

オークションでクルマを売却すること自体は、何にも問題は無いのですが…。

ビッグモーターは、事故車を無事故車として販売していたという過去も明かされています。

 

そんなクルマたちが数多くオートオークションに流れてしまったら…。

中古車市場自体が大荒れになってしまう可能性も考えられないでしょうか?

 

実際はオークションにかけられる前に腕利きの査定士がしっかりと評価を付けてくれるので、事故車を掴まされることはそうそう無いとは思いまが…

 

私の考えすぎでしょうか…。

 

皆さんに理解して頂きたい事

 

ここでは皆様に「理解して頂きたい事」を書かせて頂きます。

 

今回のビッグモーターの一連の不正事件の内容は、自動車業界全ての業者に当てはまるものではありません

当たり前の事ですが、「お客様の立場で考え、真面目に作業に取り組んでいる業者」がほとんどです。

 

あんなバカな事をしていたのはビッグモーターだけだと思いたいです。

 

まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

今回はビッグモーターが起こした事件の影響について、お話させて頂きました。

 

私の中では「街路樹問題」や「パワハラ問題」は、正直興味がありません。

頭にきているのは、ユーザーや同業他社にどれだけ迷惑をかけているのかと言う事。

 

ちょっと汚い言葉を使ってしまいますが…

 

ビッグモーター何やらかしてんだよ!! マジでムカつくんだけど!! あんたらのせいで、どれだけの業者が被害を受けてるのかわかってるか??

もう自動車業界から出てってくれ!!

 

以上が私の本音です。

 

 

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この記事を書いた人

くろぼん

くろぼんと申します。 自動車販売店・自動車買取店の店長の前歴を持ちながら 現在はとある業種の事務方をやっております。 主に初めての自動車に関する出来事について自分が思った事や、あなたに伝えたい事・あなたが知りたい事・豆知識などを発信していきます。 何か少しでも今後のお役に立てばこれ幸いでございます(*^-^*)

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