暴露!中古外車の見極め方!素人でも実践可能な中古外車の探し方を元クルマ屋店長が公開
この記事は…
中古外車(輸入車)の購入を考えている方に向けて発信しています
この記事を読むと…
中古外車(輸入車)の選び方についての知識と、購入に向けての最適な方法を得ることが出来ます
俗に言う「輸入車・外車」という分類のクルマは、昔も今も年齢性別問わず人気があります。
誰でも一度は興味を持つ時期が来るのではないかと言っても過言ではないと思っています!
しかし外車のイメージは「高級車」「値段がバカ高い」というのが一般的。
そこで今回はあなたでも手が届くかもしれない「中古の外車を見極める方法」を、私があなたに暴露します。
私の前職は「某大手車買取屋の店長」(BM社ではないですよww)で、しかも無類の外車好きです!!
是非とも最後まで読んで頂き、今後の参考にして頂ければ嬉しいです ( *´艸`)
それでは早速行ってみましょう!
クリックで飛ばせる目次
外車の輸入方法について
まず初めに、外車自体には「正規輸入車」と「並行輸入車」の2つの輸入方法がある事を覚えておきましょう。
外車のオーナーになろうと考えているのであれば、あなたもしっかりと覚えておいて下さいね!!
正規輸入車
正規輸入車は、本来のルートで輸入し販売を行うケースを指します。
つまり外車を日本で販売するため、日本の正規代理店が直接申請するという構造です。
日本での販売を許可した外車メーカーのクルマのみ輸入・販売されます。
そのため、メーカーや車種が限られることになります。
また正規輸入車は、保険にしっかりと加入することができるため「並行輸入車に比べて安心して運転できる」というメリットがあります。
並行輸入車
並行輸入車は、日本の正規代理店や海外の販売店が輸入に直接関わっていないケースです。
ディーラーを中継しないため、「メーカーや車種など販売できる範囲は限定されていない」という特徴があります。
本来の輸入ルートとしては、「正規代理店から消費者」へと流れていくものですが、並行輸入はそれ以外のルートに該当します。
並行輸入車は、正規代理店やメーカーのルールが適用されないため「海外でのみ販売しているクルマを日本で入手できる」というメリットがあります。
中古の外車を買うルートは主に2つ
冒頭で、外車には2つの輸入方法があるとお話しました。(正規・平行)
さらに覚えておいてもらいたいのが「中古の外車を買うにも2つのルートがある」と言う事です。
先ずはその2つのルートについて説明していきます。
どちらもそれぞれ独自の特徴があるので、そこも踏まえて説明していきます!
認定中古車
中古の外車を購入する1つ目の方法は「認定中古車」を探すことです。
認定中古車とは、ディーラーによって点検や整備がされているクルマを指します。
個人間の売買とは違い、販売店が責任を持って点検しているため故障率も低いことが大きな特徴です。
もちろん中古車販売店では、購入後の保証も付いています。
以上の点から、認定中古車は故障しにくいクルマが多いと言われています。
しかし故障してしまったとしても、保証をしっかり受けられることから安心度は高いといえます。
中古輸入車
前述した「認定中古車」は安心できる面が多くありますが、その分費用もかかります。
その点、ディーラーを通さずに外車を直接購入する方法を「中古輸入車」といいます。
ディーラーが介入しない分、輸入中古車は「コストをできるだけ抑えたいという人」に向いている1つの選択肢と言えます。
中古輸入車の購入方法は、オークションが分かりやすい例と言えるでしょう。
掘り出し物が思ったよりも安い値段で買えるかもしれない反面、現車の状態を確認することが難しいのも特徴です。
オートオークションで中古外車を狙っているのであれば、中古車販売店などに相談すると良いでしょう。
欲しいクルマの情報を細かく伝える事で、全国のオークション会場のデータで探すことが出来ます。
認定中古車までの安心感は得られないかもしれませんが、販売店自体の保証などもあるかもしれないので
気になるようであれば、相談してみましょう!!
中古外車のメリット・デメリット
ここでは中古外車のメリットとデメリットについて、お話していきます。
あなたも外車のオーナーになる為には、メリット・デメリットもしっかりと覚えておく必要があります!
メリット
何と言っても一番のメリットは「憧れの外車を安く手に入れることが出来る」と言う点に尽きます。
外車は国産車にはない洗練されたデザインを持ち、大排気量のパワフルな車種が多いのが魅力の一つです。
最近では外車が増えてきたと言っても、まだまだ街で外車に乗っていると目立ちますよね。
そんな高額かつ希少な外車を、中古なら安く購入する事ができます。
デメリット
中古輸入車の一番の弱点としては、故障が多い事が挙げられます。
それでも一昔前の輸入車とは違い、最近では大分故障も少なくなってきてはいます。
しかし中には、走行距離が5万km以上になるといろいろな部分にガタが来るクルマもあります。
故障に強い国産車に乗っていた経験のある人は、その故障頻度に驚く事もあるかもしれません。
輸入車は一度クルマに不具合が出ると修理費が高くつきます。
さらに中古車になると故障のリスクも高く、いざ修理となると国産車とくらべて部品の価格が数倍もする事も珍しくありません。
また海外ではクルマの検査体制が日本ほど厳しくないために車体によって当たり外れが大きく、頻繁に故障するクルマとほとんど故障のないクルマの差が大きいとも言われています。
ちなみに私が乗っていたアメ車は、運転席と助手席のパワーウィンドウを同時に閉めると
ヒューズが飛んでしまい、更にその影響でメーター類が全て動かなくなりました(;^_^A
25年以上前のお話しなので、さすがに最近のクルマではそんなことは無いとは思います。
私が考える中古外車を選ぶポイント5選
ぶっちゃけ中古外車は比較的安くで売られていますので、購入もしやすいと思います。
しかし、だからといって価格だけにつられて買ってしまうのは非常に危険です。
中古車といってもクルマによって状態はさまざまですし、外車は前オーナーの使用状況なども大きく影響してきます。
選び方を間違えれば、せっかく安くで購入できても結果的に損をする可能性もあるので注意しましょう。
本当に良い車を購入するには、選び方のポイントを正しく把握しておくことが大切です。
そこでここからは私の個人的な意見にはなりますが、中古外車を選ぶポイント5選を解説していきます。
- 絶対的に認定中古車
- ワンオーナー車を狙う
- 左ハンドルがおすすめ
- アフターサービスが充実した店を見極める
- クルマの仕様をしっかりと理解しておく
1.絶対的に認定中古車
認定中古車と中古輸入車があるとお話しましたが、より安心なのは認定中古車です。
認定中古車であれば、ディーラーが部品交換や整備などをしっかりおこなってから販売しているため、質が高いクルマが多いです。
もちろん中古輸入車でも、中には状態の良い車もあります。
しかしばらつきが多いため、見極めるのは非常に難しく、場合によっては状態の悪いものを掴まされる可能性もあります。
多少コストがかかっても、認定中古車を選んだほうがく使える可能性も高いです。
先程もお話しましたが、私は今まで全て「並行輸入車」に乗ってきました。
それは、一般の方よりは外車に関しての知識があった方です!
しかし外車にはそれなりの知識がある私でも、正直言うと完璧に状態を見抜く事は不可能だと思っています。
実際にしっかりと調べたのにもかかわらず、不具合に見舞われた事も多々ありました (;^_^A
2.ワンオーナー車を狙う
中古車は、歴代さまざまなオーナーを転々としているものが主流です。
そんな中おすすめなのは、まだ一人しか使用していない「ワンオーナー車」です。
ワンオーナー車は使用状況やメンテナンスの履歴が分かりやすく、状態が見極めやすいです。
また、使用年数が短ければさらに状態が良い可能性は高くなります。
品質の良いものを選ぶなら、ワンオーナー車を探しましょう。
これに関しては、国産車でも同じだと思います。
色々なユーザーの手に渡ったクルマは、仕様やクセが様々です。
それらが後々クルマに悪影響を及ぼす可能性も少なくはありません。
3.左ハンドルがおすすめ
外車と言えば左ハンドルですが、日本での使い勝手などを考えて右ハンドル仕様になっているものも最近では多いです。
もちろん右ハンドルであれば使いやすいのは確かですが…
中には左ハンドル仕様を無理矢理に変えているものも多く、機能性や操作性が悪い可能性もあるので注意が必要です。
左ハンドルそのままであれば、少なくともハンドルによる設計変更の影響が及ぼす運転席周りの不具合はありません。
何より左ハンドルは外車の醍醐味でもありますし、憧れを実現させるなら左ハンドルのクルマを選んだほうが良いでしょう (*^▽^*)
4.アフターサービスが充実した店を見極める
外車は国産車以上にメンテナンスが必要であり、中古の場合は特にこまめに手入れをしなければなりません。
そのため、アフターサービスがしっかりした店で購入するのが絶対的におすすめです。
外車は国産車とは作りが違うため、アフターサービスが付けられないという店も多いので注意しなければなりません。
特にメンテナンスが必要な中古の外車だからこそ、アフターサービスがしっかり受けられるかはとても重要なポイントです。
中古外車に乗るのであれば、これは必ず見極めて下さい!
一番いいのは買ったお店でアフターサービスをしてくれるのが一番ですが、もしそれが難しい様であれば
ご自身で安心して整備に出せる業者を見つけなければなりません。
それが見つかるまでは、クルマの購入は後回しにした方が良いですよ!
5.クルマの仕様をしっかりと理解しておく
クルマは製造された国によって少しずつ仕様が変わります。
そのため、国産車とどのような違いがあるかを理解しておくことが大切です。
仕様が変わると使い勝手に差が出るだけではなく、故障の条件なども異なります。
あなたが気に入って乗るクルマです、クルマ自体の使い方はもちろんクルマの仕様に合った使用や管理の方法を考えましょう。
今は便利な世の中です。
クルマの知識がなかったとしても、全てネットで調べる事が出来ます。
「車名+仕様」「車名+特徴」などで調べれば、大抵のクルマの知識が身に付きますよ!
まとめ
本文にも書きましたが、私自身は「並行輸入車」ばかりを乗ってきました。
しかしそれは輸入車に関する情報や知識が少しだけあったので、自分の判断で並行輸入車に乗りました。
しかし自分ではなく、あなたに中古輸入車を進めるなら「認定中古車」の一択です!
乗れるクルマの縛りがあったり多少のコストはかかりますが、断然に安心して長く乗ることが出来ます。
そしてもう一つ強くお勧めするのは、やはり「左ハンドル」ですねぇ~。
左ハンドは抵抗を感じる人もいますが、慣れてしまえば右ハンドルよりも楽に感じる事さえあります!
今回の記事を読んで、あなたの意志は固まりましたか??
是非とも参考にして見て下さい!!
ご不明な点や質問がある場合は、コメントよりお気軽にお声かけ下さい (*^-^*)
ちなみに私は今まで乗ってきた輸入車は、全て「並行輸入車」でした。
並行輸入車は日本の規格になっていないものがほとんどなので、日本で乗る場合には部分的に部品交換などをしないといけないケースもあります。
若い時だったので「並行輸入」という言葉自体にカッコよさを感じていた時期もありました(笑)