【安全装置】イチオシ必見!!命を守るクルマの安全装置徹底解剖!!
仕事にプライベートにレジャーにとクルマは様々な場面で必要不可欠なアイテムですが、その反面交通事故のリスクも背中合わせでついて回ります。
その為各自動車メーカーはユーザーの快適かつ安全なドライブを支える為に、日々安全装置及び安全性能の開発を行っています。
そこで今回は命を守るクルマの安全装置徹底解剖!!と題して、最近のクルマに搭載されている安全装置や安全性能についてご紹介していきましょう(*^-^*)
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先を見据えて考えるなら安全装置は必要不可欠
クルマの運転は人間が行います。
なのでその運転するドライバーさんの技量や判断力さらには注意力で、安全なドライブが出来るのか否かの全てが決まります。
ですが現代のクルマの性能・機能は著しく進化しており、昔よりも格段に安全なドライビングが出来るシステムが開発されています。
衝突時の怪我を軽減させる為のエアバックシステムはもちろん、衝突安全設計のボディであったり車線の逸脱予防システムなど多岐に渡ります。
更にそれは決して高級車だけのものではなく軽自動車や商用車にも標準装備され始めています。
クルマの購入を検討する際にはボディーカラーや豪華な装備も良いですが、それ以上に安全性能についても十分に検討された方が良いと言えるでしょう。
「パッシブセーフティー」と「アクティブセーフティー」
ここで大事なキーワードをあなたには覚えて頂きたいと思います。
それが【パッシブセーフティー】【アクティブセーフティー】と言う2つの言葉です。
これはクルマの安全装置の種類を示す言葉で、役割も大きく変わってきます。
パッシブセーフティー
パッシブセーフティーとは「パッシブ(受動的)」と言う言葉からも解るように、事故が起きてしまった時の被害を最小限に食い止める為の安全装置の事を指します。
アクティブセーフティー
アクティブセーフティーとは「アクティブ(能動的)」を表し、事故が起こりそうな場面で発動する事で事故を未然に防ぐ為の安全装置の事を指します。
代表的なパッシブセーフティー
- 3点式シートベルト
- SRSエアバッグ
- 衝突安全設計ボディ
- 歩行者障害低減ボディ
- チャイルドシート
3点式シートベルト
安全に対して一番馴染みのあるのがこの「シートベルト」ではないでしょうか??
シートベルトは今から約50年程前にボルボ社によって開発され、今では世界中のクルマにこの3点式シートベルトは採用されています。
また現代では更に進化し衝突時に乗員の身体を固定した後、少しだけベルトを緩める事で胸への衝撃を和らげる「ロードリミッター機構」や、衝突の恐れがあるとシステムが判断した場合、事前にシートベルトを強く引き込む「プリテンショナー機構」なども徐々に採用されつつあります。
SRSエアバッグ
事故が起きた際に、衝撃でハンドルなどに顔や頭をぶつけてしまう事を防ぐ為に開発された安全装置。
昔は運転席のみの搭載でしたが、現在では助手席や後部座席さらには側面からの衝撃も和らげるサイドエアバッグなども搭載されるようになっています。
仕組みとしてはクルマが衝突する事で加速度センサーが反応し、インフレーター(充填機)にて火薬を爆発させます。それによりガスを発生させ、瞬時に膨らませることで乗員を保護します。
衝突安全設計ボディ
クルマの乗車部分(セーフティゾーン)は頑丈な構造で乗客を守りつつ、車体の前後(クラッシャブルゾーン)は衝突時に潰れやすくする事で衝撃時のショックを緩和する設計が成されたボディです。
また側面に関しては、車幅の拡張やドアを厚くする事で衝撃を吸収します。
歩行者障害低減ボディ
歩行者と衝突してしまった時に被害者への障害を最小限に抑える為に設計されたボディです。
おもに歩行者の脚に被害を加えやすいバンパーなどには吸収剤を配置したり、衝突した反動で被害者が頭を打ち付けやすいボンネットなどは変形しやすくし衝撃を和らげる設計が施されています。
チャイルドシート
本来であれば3点式シートベルトで十分な安全性は確保出来るのですが、身体の小さいお子様や乳児などでは十分な安全は確保出来ません。
その為に小さなお子様や乳児を乗車させる際にはチャイルドシートの搭載を義務化する事によって、子供に対してもパッシブセーフティーを機能させています。
代表的なアクティブセーフティー
- ABS(アンチロックブレーキシステム)
- ESC(横滑り防止装置)
- ACC(全車速域定速走行・車間距離制御装置)
- CMBS(衝突被害軽減ブレーキ)
- レーンキーピングアシスト(車線維持支援システム)
- TCS(トラクションコントロールシステム)
ABS(アンチロックブレーキシステム)
急ブレーキ時や低摩擦路(雪道など)でブレーキを踏んだ際に、タイヤがロックしてしまう事で停止距離が延びてしまう事を低減する為の装置がABSです。
ABSは短時間でブレーキ操作を繰り返す事により精度の高い制御が可能となる事で、運転者は強くブレーキペダルを踏んでいても、ハンドル操作に専念することが出来ます。
ESC(横滑り防止装置)
ESCとは「横滑り防止装置」 の文字通り、自動車の姿勢を安定させる装置です。
またトヨタでは「ASC」日産は「DSC」などとメーカーによっても呼び名が変わります。
危険な状況下では4つのブレーキをそれぞれ単独にコントロールする事で、ドライバーの操作をサポートします。
ACC(全車速域定速走行・車間距離制御装置)
レーダーやカメラ等使って前方を監視し、あらかじめセットした車速内でクルマが自動的に加減速します。
それにより先行車と適切な車間距離を維持出来るので、追突の回避やドライバーの運転負荷を軽減する機能です。
さらに「渋滞追従機能付ACC」は前走車が停止すると自車も自動的に停止を支援し、前走車が発進した場合は追従走行の支援を再開します。
この機能は高速道路などの渋滞で頻繁に停止と発進を繰り返すときに役立つ機能です。
CMBS(衝突被害軽減ブレーキ)
一般的に「自動ブレーキ」と呼ばれている機能です。
おもに「先行車・歩行者・対向車」との衝突の回避や被害軽減の為の支援を行いますが、メーカーや車種等によってはシステムが作動する速度が異る場合があります。
システム検知して衝突する恐れがあると判断した場合、音とディスプレイ表示で警告をする事で注意を促します。
そして更に接近した場合にはブレーキングを行い、衝突回避・被害軽減を支援します。
レーンキーピングアシスト(車線維持支援システム)
レーンキーピングアシストとはシステムが路上の車線を検知し、クルマが車線の中央付近を維持出来るような走行をするようにステアリング操作を支援します。
仮に車線をはみ出しそうになると警告で注意を促し、車線中央付近へ戻すようにステアリング操作を支援します。
TCS(トラクションコントロールシステム)
雪道や悪路などの路面等での発進時や加速時のタイヤの空転を自動制御により防止する装置です。
「TRC、TCL」とも呼ばれ車両速度と各車輪の回転速度などから空転を検出する事で空転を防ぎます。
まとめ
一昔前から考えると現代のクルマの安全性能は格段に上がっていますね。
「クルマ自体がAIになっている」感じすらしますΣ(・□・;)
これから新車を購入する場合には今回紹介した機能は標準装備されている車種もあるので、是非ご検討してみてはいかがでしょうか?? 最近では安全装置の普及で交通事故の件数は確実に減ってきています。
事故をゼロにする事は難しいでしょうが、一件でも事故を少なくする事は可能です。
ただ安全装置を過信し過ぎるのも逆に危ないと思うので、あくまでドライバー自身の確認・注意は怠らない様にしていきましょう!!
安全装置付きのクルマ…私も運転させてもらう機会が度々あるのですが、本音を言うと何かにつけて「ピーピーうるさい」って思っちゃいます(;・∀・)
ちょっと車線に近づくと「ピーピー」前の車が発進して暫くすると「ピーピー」と…。
挙句の果てにはどうして「ピーピー」鳴っているのかわからない事もしばしば。
しかしそれだけ高性能にシステムが発動しているという事でしょうね~。
本来は「ピーピー」鳴らない様な運転を心掛けないといけないので、私の運転はまだまだ未熟なんだなと痛感しております…。
「目指せ!!Noピー運転!!」(#^^#)
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