【自分でできる日常点検】クルマの基礎知識を知ろう!!
あなたは愛車のお世話はしっかりと出来ていますか??
クルマは高いお買い物なので、そんなに簡単には壊れないと思っていませんか??
確かに一昔前から考えれば、性能面でも格段に良くなり耐久性の部分でも安心して乗っていられます。
ですがそれは「日頃のお世話」がしっかりと出来ている事が前提になります。
定期的に業者に依頼して、点検・整備をしっかりと行ってもらうのはもちろんですが
ある程度の簡単な項目であれば、いくつかの項目は自分でも点検をする事ができます(*^-^*)
仮に自分で点検が出来なくても点検のタイミングさえ把握していれば、タイミングよく業者に依頼する事も出来ますよね!
そこで今回は自分でも確認できる日常点検に関連した「クルマの基礎知識」を一緒に学んでいきましょう!!
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日常点検に関わるクルマの基礎知識
それでは早速クルマの基礎知識として、以下の項目についてお話していきます。
※本当に「基礎知識」なので、クルマに詳しい方には物足りないかもしれませんね(;^_^A
- エンジンオイル
- ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)
- バッテリー
- ラジエター液
- ライト廻り
- ウィンドウォッシャー液
- ブレーキオイル
- ベルト類
- ドライブシャフト・ブーツ
エンジンオイル
エンジンオイルを人間で例えるのであれば、血液に相当するとても重要な役割を果たしています。
そしてエンジンオイルは、エンジンの熱による酸化や燃えかす(スラッジ)更に水分の混入などにより次第に劣化していきます。
そのため一定の期間、走行距離を過ぎたエンジンオイルは本来の充分な働きができなくなります。
その場合どうなるかと言えば、燃費の悪化や馬力の低下を起こしエンジントラブルを起こす原因になってしまいます。
交換の目安は、交換後3000Km~5000Km走行または3ヶ月~6ヶ月程が良いでしょう。
またオイルエレメント交換はオイル交換2回に1回が良いと言われています。
エンジンオイルの働き
エンジンオイルの働きについても簡単に説明していきましょう。
エンジンオイルには主に5つの働きがあります。
潤滑作用 | ・エンジン各部の摩擦を減らし焼きつきや磨耗を防ぎます。 |
密封作用 | ・ピストンとシリンダーの隙間をふさぎエネルギーのロスを防ぎます。 |
防錆作用 | ・燃焼によって発生する水や酸が引き起こす錆を防ぎます。 |
洗浄作用 | ・燃焼時に生じるススや不純物を洗い流しエンジン内部を綺麗にします。 |
冷却作用 | ・エンジン各部を冷却し焼きつきや破損を防ぎます。 |
ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)※オートマチック車
オートマチック車は自動でギアを切り換え、スムーズな走りをするが特徴です。
そしてこのギア変換に必要な動力の伝達を行うのがATFです。
ATFの劣化が進むと、燃費の低下・変速時のショック・加速の低下などの症状が現れます。
交換の目安は、4年または40000Kmに1回程度が良いと言われています。
バッテリー
バッテリーは非常に重要なパーツで、エンジンの始動にもバッテリーが無いとエンジンすらかかりません。
そしてエンジンがかかると、エンジンの回転で発電された電気を蓄積して「ライト・ウィンカー類・エアコン」などを働かせます。
因みに発電機の事を「オルタネータ」または「ダイナモ」と言います。
バッテリーは暑い時期や寒い時期などに性能が低下する傾向があるので、ショップやガソリンスタンドに置いてある「バッテリー測定器」で定期的に点検してもらうのが良いでしょう。
交換の目安は平均2年から3年ですが、最近では5~6年持つというバッテリーもあります。
ラジエター液
ラジエータ液は高熱を発生させるエンジンを冷却し、オーバーヒートを防止する働きがあります。
またそれと同時に、冬場の凍結防止の役割も果たしています。
ラジエター液にはクーラント液と言うものを用います。
高熱を冷やすだけなら水でも構わないんじゃない??と思う方もいるかもしれません。
しかし水は0℃で凍ってしまいますので、ラジエータには凍らないクーラント液を使用します。
またクーラント液は錆防止と冷却効果があり「緑色」や「赤色」と色の違いがありますが、クルマのメーカーにより違います。
そのため事前に自分のクルマに使われているクーラント液の色を確認しておく事をおすすめします。
交換の目安は2年に1回程度が理想です。
ライト廻り
基本的に普通は電球が切れなければ交換はしませんが、いつきれるかわかりませんので予備を携帯しておくと良いでしょう。
ヘッドライト | ・夜間の前方視界の確認。 |
ストップランプ | ・後続車へのブレーキ減速注意。 |
ウィンカー | ・進路変更の確認。 |
バックランプ | ・後退の確認。 |
スモールランプ | ・夕暮れ時の車幅確認。 |
特にストップランプは気付かないうちに切れている事も多いので、運転する前には確認をしておく事をおすすめします。
ウィンドウォッシャー液
フロントガラス・リアガラスの汚れを落とし、視界を良好にする働きをするのがウィンドウォッシャー液です。
汚れを落とすだけなら水でも構いませんが、出来れば油膜おとしの効果があるウィンドウォッシャー液を使いましょう(*^-^*)
補充の目安は、直接ウォッシャータンクを確認し減っているようであれば補充してください。
ワイパーブレード
ワイパーは、雨や雪の日の視界を良くし走行上の安全を確保する非常に重要なアイテムです。
劣化したまま使用すると、視界を十分に確保出来ずに非常に危険です。
また劣化が酷くなると、最悪の場合ガラスにキズをつけてしまう可能性もあります。
交換の目安としては、雨粒がしっかりと拭えない・動作時のビビリ・ワイパーアーム部に錆が発生した時などが交換時期です。
ブレーキオイル
ブレーキオイルはブレーキペダルからブレーキへオイルを伝達する役割があり、ブレーキオイルの劣化や量不足はブレーキトラブルの最大の原因になり非常に危険です。
ブレーキオイルの量は、ブレーキパットの磨耗により徐々に減っていく傾向があります。
その為ブレーキオイルの補充と、ブレーキパットの交換は同じタイミングでも良いと思います。
ベルト類
ベルトには「ファンベルト」「パワステベルト」「エアコンベルト」があります。(※車種によっては1本もしくは2本の場合があります)
エンジンからの動力を発電機(「パワステポンプ」「エアコン」「コンプレッサー」)に伝達し、それぞれを動かしてますので非常に重要な役割があります。
ベルトの緩みや劣化はバッテリーの充電不足・ハンドルが重くなる・エアコンが効かないなどの原因になり、ベルトが切れれば動作が停止したり、オーバーヒートの原因にもなります。
エンジン始動または走行時やエアコンを入れた時ベルトが「キュルキュル」鳴きだしたら危険なサインです。
その場合は無理して走らずに、早急にショップや整備工場などで対応してもらいましょう。
ドライブシャフト・ブーツ
ドライブシャフトとは、ハンドルを動かしてクルマを思うままの方向に走らせるのに、エンジンから伝わってきた動力をタイヤに伝える部品の事です。
またタイヤホイールの裏側とドライブシャフトの間に結合部分として「ハブ」という部品があります。
そしてハブとドライブシャフトのジョイント部分はホイールの動きに自由度を持たせるため関節のような構造になってます。
その間接部分にゴム製のブーツ部品(ドライブシャフトブーツ・ステアリングブーツ)が被せてありブーツの中には潤滑用にグリースが封入されてます。
ドライブシャフトブーツが破れると、封入しているグリースが飛び出しジョイント部分が潤滑されなくなってしまいます。
その為異音が発生したり焼き付きなどを起こしてしまいますので、早急に交換が必要になります。
※ブーツに関しては、破れてしまっていると車検に通らなくなってしまいます。
まとめ
クルマにあまり詳しくない方には、少し難しいお話になてしまいましたね(;^_^A
しかし、ひとつだけ理解して頂きたい事は…
愛車の寿命を少しでものばしたり突然のトラブルを回避する為には、日頃からの確認や点検が必要だという事です。
またクルマを運転中にメーターパネルに普段見覚えのないランプが付いたりした場合や変な音がすると感じたら、迷わずに業者さんに点検してもらいましょう!!!
クルマって車検はやるけど、それ以外の点検やメンテナンスはやってないって人結構たくさんいるんですよね~。
まぁそれでもぶっちゃけ大丈夫っちゃ大丈夫なんですけどね~(;^_^A
もし!!万が一!!の為に行うのが点検なので、確実に愛車と長く付き合いたいのであれば日常の点検はやっといた方がいいとおもうなぁ~~。 独り言です(;^ω^)
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