転居した際のクルマの登録内容変更方法
引っ越しなどをする場合(転勤・就職・進学・結婚等)諸々の変更手続きがあって、正直かなり面倒になりますよね(;・∀・)
市役所に変更を届け出たり、電気やガス・水道なども新居で使用できる様に変更しないと使えません。
ただ、皆さんここまでは…しっかり変更手続きしますよね。
しかし…かなりの確率で見落とされるのが【クルマの変更手続き】です!!
クルマも他の物と同様に転居した際には、所轄の運輸支局に登録の変更手続きを行わないといけません。
っという事で、今回はクルマの登録変更に必要な書類や変更の流れをご紹介していこうと思います。
引っ越したけどまだ変更作業をしていない方は、是非読んで今後の参考にして下さい。
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変更手続きに関して
クルマには【自動車検査証】(車検証)と言うものが必ずあります。
「聞いた事あるけど、どんなものか良くわからない」と言う方は、車の助手席のグローブボックスをパカッと開けて見て下さい。
開けると分厚い本の様な物(車検証入れ)が入っていまして、その中に大体入っているので、是非確認してみてください。
⇑⇑こんな感じの用紙です⇑⇑
車検証にはクルマの情報と、そのクルマの所有者・使用者の情報が記載されています。
転居した際にはその中の所有者・使用者の部分の変更が必要になります。
引っ越しても同じナンバープレートの管轄であれば書類の手続きだけで終わりますが、都道府県も変わるようになるとナンバープレートの変更も必要になるので、クルマ自体を運輸支局に持ち込まないといけません。
忘れられがちですが結構大事な作業ですね!!
変更に必要な物
もちろん手続きには必要となる物がいくつかありますので、ご紹介します。
【必要書類関係】
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車保管場所証明書(車庫証明書)
- 住民票(写し)
- 検査登録用印紙
- 印鑑
自動車検査証(車検証)
先にもお話しした車検証になります。
転居した場合には「所有者・使用者」の欄とナンバープレート(所轄が変わった場合)が変更になるので
書き換える為に車検証の原本が必要になります。
自動車保管場所証明書(車庫証明)
いわゆる車庫証明と言うやつですね。
クルマは保管場所が証明されないと、乗ることができません。(買う事も出来ません)
車庫証明は「この車はちゃんと保管場所がありますよ」と言う証明になります。
住民票(写し)
住所変更に伴い、発行後3カ月以内の住民票が必要になります。
「所有者」と「使用者」が異なる場合は、双方の物が必要になります。
検査登録用印紙
登録に伴い350円の収入印紙が必要になります。
印鑑
認印でも大丈夫ですが、「所有者」と「使用者」が異なる場合には双方の印鑑が必要になります。
【所轄地域が変わる場合】
- 自動車自体
- ナンバープレート交付手数料
自動車自体
所轄が変わる場合にはナンバープレートの交換もしないといけない為、クルマ自体を持ち込まないといけません。
ナンバープレート交付手数料
新しいナンバープレートを交付するには手数料が発生します。
地域や車種のよっても金額は様々ですが、安ければ1,500円~ 高くても5,000円の範囲になると思います。
【代理人が手続きする場合】
- 委任状
委任状
本人ではなく代理人が登録に行く事も出来ます。
しかしその場合は「この人に登録作業を委任します」と言う内容の【委任状】が必要になります。
「所有者」と「使用者」が異なる場合は双方の委任状が必要になりますが、両方が同じ場合は委任状は1枚で構いません。
変更手続きを行わなかった場合
意外と知られていませんが住所等の変更手続きを行わないでそのままにしていると、不具合が起こるケースもあります。
基本的に車検証の記載事項に変更があった場合は15日以内に変更手続きを行わないといけないのです!!
これは道路運輸車両法にも記載されている事項です。
なので変更手続きをしないでクルマに乗り続け、それが運悪く見つかってしまうと罰金を支払うハメになります(´;ω;`)
またその他にも
- 自賠責保険が下りない可能性もあり
- 自動車税の納付書が届かず、忘れてしまい滞納する可能性もあり
- クルマのリコールが発生した場合、メーカーからの連絡を受けられない可能性あり
販売店が代行で作業を行ってくれる
「さすがにこれを自分でやるのは厳しいなぁ~」と思う方もいるでしょうが、この一通りの作業は基本的には販売店などで代行で行ってくれます。
ただし手数料はかかってしまうと思うので、代行費用を抑えたい方は自分でチャレンジしてみるのも良いでしょう!(^^)!
まとめ
上記で説明した通り転居後も変更手続きをせずにクルマに乗り続けていると、不運に見舞われる可能性が十分に考えられます。
でも実はこれって皆さん結構怠ってしまっているのが現状です。
自分が販売店の店長をやっていた時にも、引っ越しをされているお客様のほとんどがこの作業をしていませんでした(;^_^A
正直…そのままでも大丈夫な場合もありますが、それはたまたま運が良かっただけのお話なので
この記事を読んで「やっば!!」っと思った方は、是非ともお早めに手続きをされることをおススメ致します!!
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